2014年10月11日(土)東京・青山「こどもの城」研修室において、協会主催のJDCAデザイン書道フォーラム2014を開催いたしました。このイベントは、広告デザイン界をはじめ、一般社会に向けた普及活動の一環として毎年開催しているものです。晴天に恵まれ連休の初日となった当日は、全国の協会員をはじめ、一般の方々も多くご参加いただきました。
本年度は映画タイトルデザインの赤松陽構造氏をゲストにお迎えして、「映画のタイトルデザインの世界」と題した講演をお願いいたしました。赤松氏はこれまで、映画やテレビドラマなど400以上の作品にタイトル文字を提供し、現代日本映画を支えてきました。その作品や制作過程など、実際の映像を交えながら解説していただきました。
フォーラムでは、理事の藤田幸絵氏が司会を務めるなか、中川道代理事長の挨拶ではじまり、副理事長の高橋淳子氏は、協会のこれまでの活動内容や会員特典などを紹介いたしました。また、本年度は2年に1度開催している日本デザイン書道大賞の発表と授与式も執り行われ、遠方からも受賞者の方々にお越しいただきました。受賞者によるコメントでは、受賞作品のプロセスや試行錯誤された達成感など、その思いを伝えていただきました。
閉会後は赤松陽構造氏を交えて参加者とのレセプションが行なわれ、大勢の方々との交流を楽しんでいました。赤松氏の講演では、映画の製作過程や映画タイトルの種類など、プロジェクターを通して詳しく解説していただきました。中でもメインタイトルを映し出すタイミングや文字の色は、監督と入念に協議を重ね、そのこだわりは重要なスタッフとしての役割を担っていることがうかがえます。