東京・新宿住友スカイルーム47階において、協会主催のJDCAデザイン書道フォーラム2019を開催いたしました。
このイベントは広告デザイン界をはじめ、一般の方々にもデザイン書道の理解を深めていただき、その普及・発展を目指して毎年開催しているものです。本年度も午前と午後の二部に分けての開催となり、午前の部では「第4回筆文字で伝えたいことば大賞」の表彰式が執り行われ、午後の部では、ゲストに映画タイトルデザイナーの赤松陽構造氏と、書家の祥洲氏をお迎えし「筆文字を語る」と題した講演が行われました。
当日は、午前の部・午後の部ともに全国から多くの方々にお集まりいただき、大盛況のうちに閉幕いたしました。
午前の部:「第4回筆文字で伝えたいことば大賞」表彰式
協会員の中條眞悠さんが司会を務めるなか、高橋副理事長の開会の挨拶に始まりました。会場は表彰式を待つ小学生や高校生をはじめ、そのご家族らが緊張した面持ちの中、久木田理事長は「ひとりでも多くの方が、筆と墨と和紙で文字表現を楽しんでいただくことは、後援をいただいているスポンサーの願いであり、私どもの協会の理念。」など総評を述べました。最後に受賞者全員で記念撮影を行いました。
午後の部:赤松陽構造氏、祥洲氏による講演「筆文字を語る」
初めに赤松陽構造氏より、「映画タイトルは映画の冒頭の印象を決める重要な要素」というお話から、制作行程におけるプロセス、制作のポイントなど興味深いお話をしていただきました。また、これまで手がけた映画やドラマの題字まわりを中心に上映して紹介してくださるなど、豊富な内容となりました。
続いて祥洲氏。まずご自身の生い立ちや書家になるまでの経緯を語られ、人間味溢れたお話に参加者は引き込まれていきました。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の題字制作時の裏話などを交えて、制作中のこだわりなども披露。
後半は理事長との対談トークが行なわれ、笑いを交えた内容で参加者を魅了してくれました。閉会後はレセプションが行なわれ、大勢の方々との交流を楽しみました。