協会は2016年8月27日から28日の2日間、福岡県立ももち文化センター第2研修室において当協会アドバイザーで、映画タイトルデザイナーの赤松陽構造氏による「自由な発想と方法で題字を制作」と題したワークショップを開催いたしました。
この内容は昨年に引き続き、2日間にわたり映画タイトルの仕事に向き合う画期的なワークショップです。
今回のワークショップでも、あらかじめお伝えした3本の映画作品から、1本を受講者が選択し、事前に観て題字のイメージを考えておく事から始まりました。
これら3作品はそれぞれ違った価値観をもっている。映画の内容をどれだけ解釈できるかが重要であり、観客がその映画の冒頭にどのような印象を持つか客観的な視点で考えなくてはいけません。
講習2日目は、各受講者が制作した題字が、映像で流された。その意図を本人が発表する。配置や大きさ、フェードイン、アウト、前日に受講者がイメージを伝え、受講者全員のリクエストを技術者であり、赤松氏のアシスタントを務めた雄勝光祐氏に制作していただきました。
紙に書いた時とは全く異なり、大きさや色、表れている長さや文字の出方、消え方や細かい動きなど、映像になるとその印象は違ってきます。