第12回日本デザイン書道大賞
優秀賞「灘の辛口」
商品ロゴ
この度は栄えある優秀賞を頂き有難うございます。それも私が20歳迄過ごした福岡の地ですので、感激も一入です。「灘の辛口」は「男」を前面に出したイメージで制作しました。酒蔵の杜氏の方々や、風呂上がりに寛いでお酒を楽しむお父さん。そんなこんなを考えながら筆を執ると思いは尽きなく、私は役者?になった気分です。筆で演じる楽しさを満喫しております。そういう時に今回フロンティア会議のゲスト講演者、菊美人酒造(株)の江崎専務様から作品のことを「男性かと思いました。」とのお言葉を頂戴し、役者になりきれたと、心中Vサインでした。誠に有難うございました。JCCA入会以来15年余。大勢の方々と出会い支えられて参りました。感謝の念で一杯です。今後協会のますますの発展をお祈りしております。
熊野 井乃 さん
銀行勤務の傍ら書を学ぶ。書道教室開講後1985年よりフリーで毛筆揮毫。店舗、書籍タイトル、パッケージロゴ、記念碑、イラスト、浴衣、帯柄、フォント等々制作。趣味は篆刻。優秀賞「かわむら」
和食店舗ロゴ
朱音 聖子 さん
愛知県在住。県立愛知工業高等学校デザイン科卒業。コマーシャルカリグラファー、イラストレーター、グラフィックデザイナー。静岡県浜松市ルネサンスアカデミー非常勤講師。 この度は優秀賞を頂き感激しております。誠にありがとうございます。日本商業書道作家協会さま、アートバンクさま、関係者の皆様、このお仕事の機会を与えてくださったクライアントの皆様に心より御礼申し上げます。受賞作品となりました[四季旬菜かわむら]は名古屋にあります創業90年の老舗、日本料理河村屋本店の中にオープンしましたお店です。本店の改装とともに出来たお店で新しく、関係者皆様のお気持ちも熱く、私自身もまごころ込めてお仕事をさせて頂きました。会社帰りのお客さまがほっとするあたたかで品のあるお店をイメージして制作いたしました。特に奇抜さのないシンプルな文字なのですが、制作時の心持ちはとてもよい状態でありましたので、この作品を評価頂きましたことを本当に嬉しく思っております。ありがとうございます。この大切な賞を励みにこれからもお客さまのお気持ちに添えるよう体調管理に気を配り、まごころ込めて努力してまいります。とても嬉しいです。ありがとうございます。今後共よろしくお願い申し上げます。
優秀賞「文字の世界」
書籍表紙
"文字は生きもの"をモットーに、書によるグラフィックデザイナーとして筆文字表現によるイメージの世界に取り組んで参りました。"一つの文字からひろがる書"の素晴らしさと、その豊かな可能性を求めながら新しい商業書道としての確立をめざし、日々努力を続けて参りましただけに、この度の受賞は私にとって本当に嬉しい限りです。これからも"人の心に感じる書の文字"を自分らしくチャレンジしていきたいと思います。どうもありがとうございました。
植村 順作 さん
大分県出身。 大分県文連書道協会長賞。 大分県美展デザイン大賞。 石井創作タイプフェイスコンテスト第三位。 赤い羽根募金バッチデザイン最優秀賞。 環境モニュメントデザイン設計市長賞。他 現在グラフィックデザイナー。 (有)ウエムラデザイン会長として活躍中。アートバンク賞 「Bitter Chocolate」
商品ロゴ
この度は、JCCAアートバンク賞をいただき大変光栄に思っております。このビターチョコレートのパッケージは何案か提案したものを店頭でアンケートし選ばれたデザインです。カリグラフィーを使用したのはこの1点でした。思えば、今までカリグラフィーには本当に沢山助けられています。文字の持つ表情は他にはない表現力で、デザインを引き立ててくれます。でも、その表情が間違えば別の顔になってしまいます。このデザインにとってはどんな顔?といつも考えながら作成してきました。でも枚数を重ねるごとにその深さ・難しさを実感します。そんな中でのこの受賞は私には本当に嬉しいものでした。これからも見る人がポジティブになれるような温かさ・優しさを持ったカリグラフィーを作っていきたいと思います。ありがとうございました。
稻澤 美穂子 さん
神奈川県出身。多摩美術大学デザイン科卒。食品メーカーのパッケージをきっかけにカリグラフィーを始める。現在、パッケージデザイン、イラストレーション等。グラフィックデザインの仕事全般を請け負っている。