ごあいさつ
この春は新型コロナウイルス感染症対策に伴う緊急事態宣言が全国に拡大しました。そうした中、まずは医療の最前線で立ち向かう医師や看護師をはじめとする医療従事者の皆さまに対して、敬意と感謝を伝えたいと思います。
本年度も開催される「第5回筆文字で伝えたいことば大賞」には、一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団様から引き続きご賛同をいただき、特別賞および助成の承認をいただきました。また、毎日新聞社様をはじめ、多くの企業様からもご後援をいただき、このコンペに対するご期待をいただけたものと、心より感謝申し上げる次第です。
さらに本年度は「第20回日本デザイン書道大賞」の開催年となっております。皆さまどうぞ作品をお寄せください。
今回のコロナ禍で世界の人々の生活、働き方、そしてビジネスの在り方にも大きな影響を及ぼしています。日本の経済動向の影響を直に受ける、私たち広告デザイン業界にとっても深刻な状況です。
この先を見通すのは容易ではありませんが、既にコロナ収束後に向けた模索は始まっています。今までとまったく同じ価値観や意識は戻ってこないとすれば、待つよりも進むことを選んで動くしかありません。
何をしたらいいのかと悩んでいる人もいるかも知れませんが、まずは既存にとらわれず、今が新しいことをするチャンスと捉えるべきだと思います。どのように働き、どのように学び、どのように楽しむのか。これからは価値を生み出す仕事をするために、常にセンスを磨き、新しい知識を身につけることも大切になるでしょう。
また、私たちの仕事もクライアントとの関係性強化が重要です。私もすでにZoomを使った打ち合わせを行っていますが、このトレンドはしばらく続く可能性があります。新たなコミュニケーションツールとして活用することをおすすめします。
一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束と、皆さまのご健康をお祈り申し上げます。